1984-04-17 第101回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
先ほどおっしゃいました空気のような存在というのは、昭和二十九年に硫安マル公制が動き出しまして以降約三十年たっておるわけでございますから、ただいまの肥料取引の関係者は、こういうシステムの中になり切っておるという問題がございますので、こういったものがなくなった場合に起こり得る事態というものについて、なかなか想定することができにくいことになっておるわけでございます。
先ほどおっしゃいました空気のような存在というのは、昭和二十九年に硫安マル公制が動き出しまして以降約三十年たっておるわけでございますから、ただいまの肥料取引の関係者は、こういうシステムの中になり切っておるという問題がございますので、こういったものがなくなった場合に起こり得る事態というものについて、なかなか想定することができにくいことになっておるわけでございます。
○政府委員(野々内隆君) 肥料化学工業は御承知のように非常に深刻な過剰設備の状態にございますので、もしも現状で肥料取引を完全に自由にするというふうにした場合には、この過剰設備を背景といたしまして過当競争が多分ほぼ確実に起こるであろうと思われます。
○政府委員(野々内隆君) 御指摘のように、たびたびの延長を行ってまいったわけでございますが、今回の延長に際しましては農業サイド、それから化学肥料工業サイドそれぞれから必要性が述べられておりますが、特に私どもの関係いたします化学肥料工業におきましては、昨年来第二次の構造改善対策を実施をいたしておりまして、これを円滑に達成いたしますためには、この安定法に基づきます肥料取引の適正化のための措置が存続することがぜひとも
さらに一昨年十一月に肥料業界より使節団を派遣し、肥料取引の友好新着をはかって参ったのであります。これらの努力が実を結んだとでも申しましょうか、昨年の末硫安四十万トンを初め、各肥料とも大量の輸出契約に成功しましたことは前述の通りであります。
その際に現在の肥料取引の事情をつぶさにわれわれは検討いたしまして、そうして公取委員長の立場において、はたして独禁法違反なりやいなやということを私は究明したい。これをこのまま放置しておいて、農村の利益をわれわれは見捨てるわけには参らないので、私は委員長を通じてお願いしたいのであります。 第二には、現在の肥料の世界的な生産状況もしくは価格の事情がどうなつておるかということを知りたいのであります。